Polkadot Kusamaの手引き①

2019-07-19 in  Kusama-ja, Canary Network
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By: Sota Watanabe


This article is intended to explain the Polkadot Kusama network for Japanese developers.(Unofficial) Official Japanese documents will be published soon.

Polkadot本家より新しいネットワークであるKusamaに関するアナウンスメントがありました。KusamaネットワークはPolkadotのメインネットにむけた最後の実験的なネットワークであり、Kusama上でのR&Dが主目的とされています。実験的なネットワークと言いながらもKusamaはテストネットワークという位置づけはされていません。ステーキングやParachainの接続などPolkadotでできることのほぼ全てをKusamaネットで再現することができます。Kusamaトークンも将来的にDOTと換金可能ということもあり価値を持つことになります。

個人的な意見ですがKusamaネットワークはPolkadotにおいて重要な立場を占めています。Polkadotはホワイトペーパーを読めばわかるように非常に複雑な構造をしています。理論的に可能なものが現実的にどこまで可能なのか?を調査するためにKusamaはかなり有意義なネットワークだと思います。初期状態はPolkadotメインネットに近づけつつも、Kusamaネットワークでうまくいかないところをメインネットで修正しようというかなり上手な開発手法だと思います。

今回は、Web3 FoundationよりKusamaユーザーガイドとユーザーマニュアル(近日公開)の日本語版を作る許可をいただき作成する中で、まず簡易的なまとめをこちらにまとめてました。オフィシャルな日本語版ユーザーマニュアルは今、僕の方で作成しています。(レビュー後、19年8月末までには出します。)チェックが通り次第発表となるのでKusamaをとりあえず概要だけ知りたいという方はこちらを見てみるのが良いと思います。ローンチは2019年の夏を予定しています

Kusamaトークン(KSM)の入手方法

KusamaネットワークにはネイティブトークンとなるKSMが存在しています。このKSMトークンはPolkadotのメインネットで言うDOTの役割を果たすことになります。KSMの入手方法は以下の3つです。

  1. DOTホルダーがこちらより申請を行うことで同価のKSMを入手する
  2. faucetより少額をもらう
  3. Polkadot上で開発を行うプロジェクトが projects@kusama.network に申請を行いFoundationよりもらう

上記3つの方法いずれも、まずアカウントを作成する必要があります。Kusamaネットワーク用のアカウントを作成する方法を見ていきましょう。

Polkadot.js Extentionを使用する

これはChromeのエクステンションです。インストール後、

“I want to create a new account with a new seed”をクリックし、シードキーの獲得とパスワードの設定を行います。名前の上にシードキーを扱う項目がありますが、もちろんシードキーは他人にシェアしてはいけません。シードキーは自分しかわからない環境に保存しましょう。

作成後、以下のような画面がでれば成功です。画像をクリックすることでアドレスをコピーすることができます。

Subkeyを使用する

この方法はエンジニア以外には推奨しません。以下のコマンドを実行します。

$ cargo install --force --git https://github.com/paritytech/substrate subkey

ちなみに僕は上記のコマンドを実行したところビルドに失敗したので、Substrateのインストール→Subkeyの作成という手段を取りました。

$ curl https://sh.rustup.rs -sSf | sh
$ curl https://getsubstrate.io -sSf | bash -s -- --fast
$ rustup update nightly
$ rustup target add wasm32-unknown-unknown --toolchain nightly
$ rustup update stable
$ cargo install --git https://github.com/alexcrichton/wasm-gc
$ brew install cmake pkg-config openssl git llvm$ subkey generate

もちろんこれをシェアしてはだめです。

Polkadot UIを使う

まずPolkadot UIにアクセスします。Settingのボタン(画面左側)を押し、ネットワークをKusamaに設定します。その後、アカウントのタブに戻ると、名前、パスワードを埋める欄が見つかるので入力します。Polkadot.jsのエクステンションを用いている場合は勝手にエクステンションの情報が反映されます。

その他にもiOSモバイルでの実行はPolkawalletで行うことができます。

アカウントが作成できたら、Dotを持っている方は、KSMの申請をすることができます。申請期間はKusamaネットワークのgenesisブロック前と後の2通りがあります。genesis以前にKSMを申請したい方はこちらの手順に従い申請することができます。(前に申請をするメリットはあまり無いように思えます。)genesis後の申請方法はまだ発表されていません。faucetの情報も後公開とのことなので待ちましょう。プロジェクトとしてKSMを受け取りたい場合は、projects@kusama.networkに連絡をすることでFoundationからもらうことができます。

情報のキャッチアップ

Riotというグループチャット上のグループ
Kusama forum
Kusama chat
KSM Claims Support chat

バグなどを発見したときの連絡先

sos@kusama.network

バリデーター

Validator chat (English)

SNS

Twitter : @kusamanetwork
Reddit : r/kusama

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